※義務教育修了者以上対象となります。
※該当されない方は閲覧しないでください。
※裏要素アリ
らぶれすSyndrome
ナナゼタ
渋谷で流行りの様に蔓延している病がある
その症状を“片恋症候群”と誰かが言った
「あッ…ん ぅ はっぁ…」
脳を刺激して理性を麻痺させる声に
酔いながらも耐えて
哭く
呼吸に合わせて揺さぶる
想像さえしえない相手との情事
事の経緯は何だったか
前日
彼の噂を聞き
今日
呼び出された此処で
「確かめてみるか?」
挑発混じりの誘いに乗った
理由は
衝動だろう
「んぁ …はっ…ゃ ぅぁ… やく…あぁぁ っは ぁああぁぁぁッ」
繋がる口の開閉を見計らい貫けど
軆を捩らせ
腰を揺らし
更に最奥へと誘われる
足りないのか
壊れる程が好いのか
望み通り
負担を気に掛ける思考を追いやり
抑えの効かない一点を
何度も
何度も突き
しなる軆を貫く
「ア あぁああぁぁぁ ッっ …っぁ……っ!?
ぁぁあぁぁぁァァ――――ッッ」
響く哭き声
最中は駆り立てる卑猥な水音は掻き消され
彼だけを感じとる
寸前逃れた
彼の中で培われた熱は吐き出されて
彼自身のモノと伴に彼を汚した
褐色によく映えるコントラスト
淫靡な姿に魅いらないよう呼吸が整う前に拭い
目を背けた
「どうだった?」
人が悪い
繰り返さないよう背を向けても
余熱を残したまま
囁く
心臓の音が煩く聴こえる
「用事…無いなら帰ります」
「…勝手にしろ」
単に怠いのか
機嫌を損ねたのか
彼も背を向けて
眠りについた
「…おやすみ」
動かなくなった彼の背に
何となく言い残し
静かにその場を後にした
片恋症候群
正式名称 LoveLessSyndrome
ある病にかかった者に診られる症状
心拍・脈拍数上昇
血管拡張による発熱
また病は感染型であり
治療法は二通り
医師診断による処方薬の摂取
感染源の抹消による自然療法
「つまり 片想いしてる人がかかる病だな」
リハーサルの休憩中
BJがいない間にテンホーと例の病について話した
事の経緯はBJの最近の挙動不審から
テンホー曰く
BJは確かにその病にかかっているらしい
その病を治す為の処方は二通り
処方薬を取説通りに服用すること
病の原因である相手に想いを告げること
「薬なんてあるのかよ」
「そこらの薬局行けばフツーに売ってるぜ
まぁ 手っ取り早く告白して玉砕しても治るらしいけど」
笑って話すテンホーだが
当人が聞いたら怒るだろう
フラれる前提だし
「なぁ その症状ってどんなだっけ?」
「確か…感染源を見ると動悸が激しくなったり 顔が赤くなったり
大抵は自覚が無い奴ばっかだけどな」
「へぇ …BJ遅くないか?」
「また昼飯にあたったのかもな だから道玄坂のラーメンにしとけって言ったのに ちょっと様子見てくるよ」
何だかんだで面倒見のいいテンホー
BJが占拠してるであろう其処へのんびり歩いて行った
一人残った部屋で
ペットボトルに残る水を飲みほし
呼吸を調える
「動悸が激しくなったり
顔が赤く…な」
教えてもらった病の症状を復唱
ふと過ったのは
昨夜を伴にした彼の姿
「薬 以外でも治せるんだよな」
治れば冷めてしまう想いなら
当たって砕けてしまえばいい
もし
病でなければどうなるか
考えられず
「確かめてみる?」
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アダルティな7南っ(ノ´∀`*)
相互ありがとうございます!!