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男性死神の間で最近、あるモノが流行っていた。
infection
「くっ…てめぇら、こんな事をするってことはよっぽど俺に消されてぇみたいだなぁ」
人気の全く無い路地裏。
死神幹部である南師は突然、ここに呼び出されて死神たちに囲まれていた。
戦闘部隊や補佐部隊、どちらの死神も含めた5・6人。
全員南師よりは年上の死神ではあったが、南師は全く動じることは無かった。
こんな一介の死神に何かされたって、力で打破すればいい話。
だから南師は直ぐに行動に移らなかった。
こんな状態など、南師にとっては幹部になる前から何度かあったことなのだから。
だが、事態は南師の思わぬ展開になった。
死神たちが何かの合図と皮切りに、南師に襲い掛かってきた。
何人かは腕にしがみつき、南師は腕を振るってふるい落とした。
――――瞬間、何かが腕に刺さった感覚がした――――
その感覚を体が認識するのと、死神たちを消そうと力を解放しようとしたのは同時だった。
突然体中を駆け巡る何かに、南師は動きを止めた。
ふら付き、後ろの壁へと背中を預ける。
体を駆け巡るは、痺れと快感。
ゾクゾクと全身に伝わった感覚に、南師はその場に座り込んだ。
「くっ…は…、何なんだ……これ…」
「……よし、成功だ」
死神の一人が口を開いた。
途端、南師の体を何人もの死神が持ち上げた。
腰が抜け、立つことのできない南師は、何が起きているのかさっぱりわからなかった。
袋叩きにあると思っていた。
新人のくせに生意気だとか。
年下のくせに何かセコイ手でも使ったんじゃねぇか、とか。
そういう理由で何度か路地裏に連れ込まれて殴られたことはあった。
全て返り討ちにしたが。
今のは、それとは全く違う何かなのか、南師は混乱したままに視界を布で覆われた。
「なっ……外しやがれっ!!」
視界と共に、後ろに手を拘束され、南師は体の自由を完全に奪われた。
「それじゃあ…始めるとするか」
「そうだな…。このために今まで用意してきたからな」
殺気とは違う何かを、南師も感じ取った。
そして―――――地獄の幕が上がった。
「っはあっ!!!」
突然体中を何本もの手が撫で始めた。
撫でるのと同時に服のボタンは引きちぎられ、肌が露わになっていく。
視界が塞がれていても、肌に掛かる冷たい風が、南師の体が露わになっていくのを嫌でもわからせていく。
男達はそれでもなお南師の体を撫で続ける。
首、肩、鎖骨、腰、そして、触れて欲しくない場所にも。
「やっ…てめぇ……ら、どこ触っ……んっ、ぁあっ!!」
やがてある箇所を集中的に男達が撫で始める。
撫でるというよりも愛撫。
焦らすかのように南師の体を執拗に愛撫した。
そして―――そのうち一つの手が南師の胸の先端に伸びた。
「っはぁうっ!!?」
「おっ、そろそろ薬の効きがイイ感じになってきたか?」
「ここ、撫でるとイイ声で鳴くらしいな。性感帯なんだろ?」
「あああっ!!!」
集中的に先端をコリコリと弄ばれ、潰される感覚に、南師の意識が拡散される。
ビクビクと、小刻みに震える南師の体は、その震えさえも男達に封じられてしまう。
せめて声だけでも抑えようと意識を集中させるが、尚も続く男達の攻めに南師の意志は挫かれようとしていた。
それでも南師はある言葉に引っかかりを覚えていた。
イイ声で鳴く”らしい”?
性感帯”なんだろ”?
まるで誰かにでも聞いて知っているような言葉。
そもそもがおかしい。
最初から明らかに南師を襲う計画を立てていたという会話。
誰がこの事態を作ったのか、
何故こんな状況にならなければならなかったのか。
が、南師の意識はそこで一瞬真っ白になった。
男の1人が南師のベルトを外して下に着ていた服全てを下ろしてモノを掴み、目の前の事態に全ての意識が持ってかれたからだ。
「そろそろ下も弄って欲しそうにしてますよ、南師さん」
「ダラダラ流して、そんなに弄って欲しいのか?」
「っ違!!…んな訳が……っんあ!!、や、止め…止めろっ、ぁぁああっ!!」
南師の否定の声を聞く者など誰もいる訳もなく、手は南師のモノを弄んだ。
強く握られ、それだけで薬のせいで敏感になった南師は白濁の液を先端から流した。
「こいつ…握っただけでイきやがった。とんだ淫乱だな」
「馬鹿。薬のせいだろ。でも、こいつ結構早漏じゃねぇ?」
「言えてる言えてる。てか、強姦されてんのに感じてんじゃざまぁねぇよな♪」
一度目の射精で南師が安心したのも束の間、両足を持ち上げられ何本もの指が南師の秘部へ指を挿入してきた。
電流のように全身を駆け巡る激痛。
それに伴って伝わる快楽。
必死に口を閉じていた南師も、もうその状態を維持することは出来なかった。
「っはぅ…」
「お♪南師さんも気持ちよくなってきました?」
「素直が一番ですよ?ほらっ、こうすればもっとイイ声出ますよっと!!」
南師の秘部に何本もの指が挿入され、出し入れされる。
南師は除けリ、その拍子で目隠しが片目だけずれた。
実際に目で見て、南師は絶句した。
何人もの男達が自分の体に群がり、体が唾液でベトベトになっても尚も舐め続けている。
その時、今まで気付かなかったある違和感を覚えた。
いくら自分の体が熱くなっているからといって、無機物であるはずの壁がこうも熱を持ち、なりより時折ビクビクと鼓動をするものなのか。
恐る恐る南師は首を動かして後ろを見てみると、そこにあったのは壁ではなく男の姿。
それも、南師を襲う死神達のなかでもひときわ体の大きな死神だった。
そこで初めて南師は、自分の体が後ろの男に支えられ、前からは足を持ち上げられて浮いている状態であることに気づいた。
しかし、気づいたからといって何か解決の糸口になったわけではなく、むしろ体の自由を完全に封じられたことを改めて思い知らされる結果となった。
「おい、目隠しが片目取れてんぞ、いいのか?」
「大丈夫だろ。むしろ見せてやろうぜ?自分の体が淫乱だってことをよ」
男達はより指の動きを早くした。
奥へ奥へと伸びる指に、体を捩って抵抗するも、後ろから羽交い絞めにしている男のせいで相殺されてしまう。
そしてついに、指が南師のある一点を刺激する。
「ひゃ!! なっ…何、い、あ、やぁぁああっ!!」
「おっ、ここだな」
「止め……ひぅっ、くは、あぁっ…そこ……や、だああぁぁ!!」
「『やだぁ』だってよ。あの天下の南師さんがよっ!」
「やっぱ何だかんだでガキって事だな。あんな偉そうな態度とっててもコロッとオチちまったらよ」
下品な笑い声が南師の耳に突き刺さるように響く。
もう南師自身、自らの喘ぎ声の聞きたくなくても、口を閉じることはできなかった。
本人の意思とは無関係に、口からは喘ぎ声が出てくる。
それが、南師にとってとてつもない屈辱感を与える。
解放された片目からは涙が溢れ、目隠しの布を濡らしていく。
動かすことの出来ない体。
自分ではない。
ここにいるのは自分ではないのだと、思っても痛みが快楽に変換されていく感覚により現実に引き戻されてしまう。
ズタズタにされた精神で、それでもこの現状がどうにかなればと、南師は必死に懇願した。
「ひっく……もう、や…許して……」
「おい、聴いたか?今の。あの南師が俺達に懇願してるぜ?」
「よちよち。痛いでちゅか〜?それとも、気持ちいいでちゅか〜。なーんてな」
「あうっ、やだぁ!! はんっ、く、あああぁあぁっ!!」
限界だった。
理性も体も何もかも。
目隠しの布が完全に取れてしまって、行為が嫌でも南師の視界に入る。
止まらない涙は羽交い絞めしている男の舌で舐め取られ、そのまま顔中を舐められる。
気持ち悪い。
でもキモチイイと体は認識してしまう。
やがて、それまで羽交い絞めしたままで行動を起こさなかった後ろの男が突然、南師の体を持ち替えた。
今まで脇から南師を支えていた腕を腰へと下げ、前で南師を弄んでいた男の方に南師は顎を乗せられ、支えられた。
「お…俺、もう限界だ。てめぇらは散々触りまくったんだから、最初は俺にやらせろよ」
「ちっ、しゃあねぇな」
「ふ…ふふふ…こんなにヒクヒクして。欲しがりな穴だなぁ」
秘部に後ろの男の男根が触れる。
それまではっきりとしていなかった意識が一気に現実に引き戻される。
それだめは駄目だ。
止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろっ!!!
ずぷっ…と、最初はゆっくり宛がわれたモノが一気に南師を貫いた。
「いっ、あ゛あ゛あ゛ああああああああぁぁぁっ!!!!」
背後の男は位置を調節した後、何度も何度も南師の奥まで貫いた。
屈強な体に比例して、南師のナカに挿入した男根はとんでもなく太かった。
入れられただけで南師は射精してしまったが、そのあまりに勢いのある挿入に未だ南師のモノから流れ続ける。
「凄ぇ…凄ぇよ!! 熱くて…締め付けて…最高の名器だな!!」
「ひっや、んっ…あ、アアッ…うごか、やっ…!!」
じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ
水音が脳を貫通するかのように耳から入ってくる音は、もう南師にとっては気にすることさえ出来ない音となっていた。
前からの支えは南師から少し距離をとり、南師の顔を自身に宛がった。
喘ぎによって閉ざすことの出来なくなった口に、ムリヤリ挿入する。
喉の奥を突いてくる苦しみに、南師は何度も嘔吐しかけるが、全て前からの衝撃に押し込められる。
そんな前からの衝撃は、後ろの動きが次第に激しさを増していった時、突然離れた。
「くそっ、我慢できねぇよ!!」
「ふぇ……」
体を起こされ、後ろから突いてくる男に身を任せる状態となった南師。
その南師を、正面から男が笑みを浮かべて迫る。
「前からも入れようと思えば入りそうだなぁ!!」
「っ!?そんな…の…入んな…い゛、やぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
後ろと前から男根を挿入され、南師の秘部からは白濁の液とともに血が流れ落ちる。
それをまた、他の男達が体中に塗り、さらに男達は南師に射精を浴びせる。
前からも後ろからもガクガクと揺さぶられ、あまりの衝撃に失神しては目覚めるの繰り返す。
ついに背後の男の男根が一際大きくなった。
「くっ…イクぞ」
「あ、ンンッ!! ひゃあ…んぅっ!!!」
「俺も…」
「やぁ…奥、いっぱい…でちゃ、うっ、ぁぁああああ―――――っ!!!」
ジュプ ジュプ
南師の秘部から男達が男根を抜くと、南師が射精した液と混ざり合うように流れ滴り落ちる。
背後の男が抜くと、南師は前のめりに地面に倒れた。
ビクビクと体は痙攣し、目は当ての無い方向を見ている。
「やっべ、想像してたよりキモチイイんだけどっ」
「てか、この人ってこーいうのの方が才能あんじゃねぇの?」
糸の切れた人形のように、南師は地面の上で静かに呼吸をし倒れていた。
男達に広げられた秘部を見せるように、尻を上げて倒れた南師に、他の男達が唾を飲む。
魔性の何かが南師にはあった。
ひきつけられるように、先ほど南師を犯した男とは別の男達が南師の腰を掴み、己の男根を南師の尻にぶつけた。
もう、痛みを感じることはない。
もう、何も考える必要はない。
快楽の波に流された南師は、その行為を全て受け入れる。
儚げな、それでいて壊れた人形のように。
南師の中ではもう、理性の欠片も存在していなかった。
彼らが望んで作り上げた、ただ欲求に流されるだけの人形に。
「くはっ…駄目だ、出るっ」
「あぅっ…ンッ、や、あぅ…っ!! もっと…はぁぁぁうっ!!」
「次俺だ」
「やぁああっ!! もっと奥、は、あ、ひゃあああぁ!!」
夜の営みは、南師が気絶してもなお続いた。
『仮想:南師 猩』
『あの死神幹部南師猩を擬似的に犯してみないか?』
『普段の強気な態度を薬を使って弱らせてから、性感帯を刺激しまくれ』
『抵抗しなくなってきたら一気に堕とせ』
『なお、このシミュレーションは本人にも有効です』
これは現実?
それとも仮想?
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あとがき
1人でWordに向かって書いてた記憶があります。これ書いていたとき。
ギャルゲーの煽り文とか台詞とか、これ書くためにわざわざ探しにいったりもしました。